インサイド・ワールド インサイド・ワールド 周防ツカサ著

この本に収められているものは3本の短編。登場人物は皆少々オカシナ—頑固というべきか偏屈というべきか—人達。どこかボタンを掛け違えてしまった人達。そして話の軸は彼ら自身の事。この作品には悪魔も出てこなければ特殊な力を持つ少年もスプーン片手に戦う少女もいない。でも,楽しかった。パッチワークを楽しむとかミステリーの謎解きを楽しむような。ラスト数ページでピースがキレイにハマったジグソーパズルを見る事になると思う。

この作品を読んでふと思い出した疑問が3つ:

  • オリジナルって何?
  • 自分が自分であり続けるには?
  • 人は何らかの時期やタイミングで何かのスタートを切る。スタートするって事はゴールがあるって言う事。でもそのゴールの先にあるものは?

中学とか高校の頃に純粋にこういう疑問を感じてた人って結構いるんじゃないかなあと想像してみる。人によってはもうその頃に答えが出ていたり,数年経ってもモヤモヤしていたりと様々なんじゃないかなあ。

このポストの下書きは大学の図書館で書いてました。この本を読んだもの大学の図書館。どうも部屋では本が読めなくなってきてしまったので大学の図書館まで出張って来ている。その1Fの奥の方の窓際の机に陣取って2時間ほどで2冊ほど読了。はたと気付いて時計を見るともう4時過ぎ。近くにある鉄線入りの窓から空を臨めば水っ気の無い青い空に白い雲。周りを見渡せば今まさにテスト期間で追い込みを掛けて勉強をしている学生がいっぱい。勉強してない人もいっぱい(含む私)。今週で学生のお仕事も終わり(確か明日で終わりだったかな)なので週末の夜はいつもより多い人出でごった返すに違いない。テスト打ち上げという名の飲み会が催されるはず。飲むのに理由は要らない,口実と頭数が揃えばそれでいい。