ゴールデンボーイ [rating:4.5/5]

原作はスティーヴン=キングのゴールデンボーイ —恐怖の四季春夏編—に収められている“ゴールデンボーイ”。もう,怖いですよ,この小説。それでも,これともう片方のスタンド・バイ・ミーが入っている秋冬編はおすすめです。読後感というんでしょうか,読み終わると後々まで尾を引きます。小説も購入当時—たしか中学—からずうっと読み返し続けていて,ストーリも,セリフも頭に入っている状態で何度目かのDVD鑑賞。怖いですね,戦争って。戦時下だけでなく,戦争終結後も色々引きずりますし。トッドとデンカーことドゥサンダーがそれを示してくれてます。

そうそう,小説版と映画版とではトッドとデンカーの人物像が大分違って描かれています。どちらがいいかと問われると両方,と答えるでしょうけど。最初は映画のストーリや結末に納得できなかったんですけど,何回か観ているうちに “これもアリなのかなー?“ と思うようになり,”抜け目の無いトッドの性格を考えるとこの結末もアリだな“,と変わってきました。どちらがどういうふうに違うのかは両方読んで/観てのお楽しみという事で。イカれ具合狡猾さ,どちらがどう違うかという視点で見るのも一興かなあ。

あと,個人的に気に入った場面/セリフなんですけど:
We’re f**king each other — didn’t know it?“ を “わしらはお互い,地獄の底まで一緒だ,分からんのかね?“ と訳してたのは流石翻訳家。小説だと確か “わしらはお互いフ**クしあってるんだよ,分からんのか?“だったかなあ,結構直訳だったような。本棚の奥の方にあるし,本棚自体が最早見えないので確認できないんですけど 😛
それと,トッドがデンカーへ贈ったプレゼントのシーンも,好き,というか印象に残ったシーンです。プレゼントを身に纏い,仕上げに帽子を被ったあの瞬間,そのあとのマーチ,ドゥサンダーがトッドへ発したセリフ: “You, play with the fire…