カッティング 〜Case of Mio〜 (HJ文庫 は 1-1-1) 翅田 大介 / カッティング ~Case of Mio~
腰帯という当たり障りのない部分から:

第1回ノベルジャパン大賞 佳作
私はそれを忘れないために血を流すの…

腰帯より先に表紙が飛び込んできてしまい,店内用のバッグへ入れてフラフラとレジへ進んだわけです。いわゆる表紙買い。ちなみにこの時買ったもう一冊は先のみえない雲でした。

感想はというと,小生意気で御利口さんな高校生(達)が古今東西様々な哲学者やら思想家なんやらの言葉を借りて思いっきり背伸びをして全世界を背負っちゃってるなあという感じでした。良くも悪くも中二病。読んでる私も,ですが。題材は不老不死,黄泉返りと自己同一性?
あと,この小説はリストカットの話も多分に含まれるので苦手な人は止めておいた方が良いです。

続きが編まれそうな気はするのですが,これで完結しても良いかなあと思います。

p.s. この小説の中でニヤリとした部分があったのを思いだしたので追記:

ぼくは唐突に韓流ドラマにハマっていた母に言ったセリフを思いだした
“この俳優,笑顔がまるでカーネルおじさんみたいだな。プラスチックの仮面を貼り付けた表情でうそ臭い“

そういえば私の母も同じような事をいっていたなあ,“なんだこのニヤケ男は?“って。